1998-05-21 第142回国会 参議院 財政・金融委員会 第16号
○楢崎泰昌君 銀行が進んで有税の償却を債権償却特別勘定に積むというのは非常に前向きの姿勢でよろしいというぐあいに思うんですけれども、ただ、十兆円ぐらいを償却するということで、従来、不良債権で大体四兆円余りが要処理であるというような数字が御発表になっていますよね。そうすると、十兆円ぐらいの新たな償却をするということになってくると銀行サイド、これは政府の話じゃないですけれども、ほぼ銀行サイドとしては十分
○楢崎泰昌君 銀行が進んで有税の償却を債権償却特別勘定に積むというのは非常に前向きの姿勢でよろしいというぐあいに思うんですけれども、ただ、十兆円ぐらいを償却するということで、従来、不良債権で大体四兆円余りが要処理であるというような数字が御発表になっていますよね。そうすると、十兆円ぐらいの新たな償却をするということになってくると銀行サイド、これは政府の話じゃないですけれども、ほぼ銀行サイドとしては十分
○楢崎泰昌君 主要都市銀行はきょうとかあしたとか、それ以外の銀行は来週に決算発表をなさると思いますので、その決算発表を見てまだ議論をいたしたいというぐあいに思います。 今期の、今期というんですかね、三月期の償却というのは相当目覚ましいものがありまして、おっしゃいましたように、新聞等で見ますと十兆円余りを償却するというぐあいに報じられていますけれども、政府の方のお見立てではやっぱりそれくらいの債権償却
○楢崎泰昌君 自由民主党の楢崎泰昌でございます。 現在、日本経済は大変な不振に見舞われておりまして、その中でいろんな議論が行われていますが、まず基本的には規制を緩和することによってこの国の経済を自由闊達な組織に変えていこうじゃないか、こういう考え方がございます。この関連四法案もその線に沿ったものでございますし、昨年、総理が金融ビッグバンを御発議なさって以来、我々自民党としても鋭意検討をし、そして政府
○楢崎泰昌君 千五百数十億円の責任準備金がある、しかも実際の破綻に際して平成八年度は四億円、九年度は五十四億円しか払っていないよ、したがって大丈夫なんだ、こういう御説明のように思います。私は、先ほど申し上げましたように、預金保険機構の方はあっぷあっぷであると、農協はそんなに健全な経営をしているのかなということについて若干の疑問を持っているわけですけれども、実際問題として、しかも財源的には預金保険機構
○楢崎泰昌君 今おっしゃいましたが、貯金保険機構の方は財源的にはまだ余裕があるんだよと、したがって若干おくれてこちらの法律案をお出しになったという御説明のように思いますけれども、現実に貯金保険機構の財源の状況は本当に大丈夫なんでしょうか。片や金融機関の預金保険機構の方は財源的に大変苦しいので今やパンク寸前となっておりますけれども、農協、漁協の場合には大丈夫なんでしょうか。
○楢崎泰昌君 自由民主党の楢崎泰昌でございます。 本法案の趣旨につきましては既に提案理由説明ということでお伺いをいたしておりますが、いずれにいたしましても、保険機構の財源の充実を図る、というよりも、政府保証を取り入れることによって機構の財源を間違いないものにするとともに、機能を強化して劣後債であるとかあるいは不良資産の買い取りというようなことに資するというぐあいに受けとめております。 まず最初に
○楢崎泰昌君 それはおとといまでの話なんですよ。ところが、きのうからは自由化されてだれでもできるということで、自由にできるんだからやるよ、こういう話ですよね。法律上の根拠はないじゃないですか。答弁してください。
○楢崎泰昌君 細かい規定があるということは、すなわち細かい規定がなければ動かないということなので法律案に出してきているんでしょうけれども、従来は大蔵省その他との関係があって郵政事業の範囲を細かく制限するということが必要だという意識もあってこういうぐあいになっていると私は思うんですよ。 ただ、先ほども申し上げたように、国民との権利関係は法律で相当厳しくやらなきゃいけないのかなと思いますけれども、資金運用面
○楢崎泰昌君 引き続いてさせていただきたいと思います。 最初に、私はこの四法案を拝見して、非常に細かいものまで法律案に入っているなという印象を強く受けるんです。 例えば、郵便貯金法の一部を改正する法律案では、貯金証書に預金者があらかじめ提出する写真を複写する取り扱いその他特別の取り扱いを行い、そのときには手数料を徴収するものとするというのが一番最初に来るわけです。それから、先ほど岡先生が御質問になりましたけれども
○楢崎泰昌君 私は、自由民主党を代表して、平成十年度における財政運営のための公債の発行の特例等に関する法律案、法人税法等の一部を改正する法律案、租税特別措置法等の一部を改正する法律案、以上三案に賛成の討論を行います。 まず第一に、平成十年度における財政運営のための公債の発行の特例等に関する法律案について賛成の趣旨を申し上げます。 平成十年度予算は、財政構造改革法に従い、歳出全般について聖域を設けることなく
○楢崎泰昌君 今の御答弁の内容を確認させていただきますと、遡及的な訂正、加除の履歴をちゃんと確保すること、それが一番目。二番目は、監査証跡とでもいうんでしょうか、要するに帳簿の各勘定間、仕訳データだとか証憑書類等との間の相互追跡ということが大事であると。そういう監査証跡を確保していくことが重要であるというぐあいに御答弁だったと思いますが、そのように理解してよろしいですか。
○楢崎泰昌君 私も民間団体の市場調査等を聞いてみると、全体として八百億ないし千億ぐらいの経費節減ができるということがリポートされております。こんなことを言っては悪いですけれども、大蔵省主税局は、税金ばかり取るのが能じゃなくて、この際社会の経費節減のために尽力され、そういう立法をされたことを多とする次第でございます。 しかしながら、本件の法制化は経済効果ということだけではなくて、同時に適正な会計報告
○楢崎泰昌君 最初に、電子計算機を使用して作成する国税関係帳簿書類の保存方法等の特例に関する法律案という長い法律案の質疑から始めさせていただきますが、短く質問しますのでよろしくお願いします。 この法律案にございます帳簿書類の電子データ保存については、従来から企業等を中心としまして税務の実務に携わっている方々から強く要望されてきたものであります。コンピューターの発達あるいはその普及によりまして企業会計
○楢崎泰昌君 そんな情けないことを言わずに日本の国の主張を、アジアを背景にしょった我が国なんですから、言うべきことは言うだけじゃなくて、意見を通すということもしっかり頭の中に入れていただかなければいけないと思います。 さて、去年の夏のタイ・バーツの危機及びそれに続くインドネシアあるいは韓国の危機がございました。現在も深刻に続いているというぐあいに思いますが、他のアジア諸国も経済に大きな打撃を受けているように
○楢崎泰昌君 増資に応じてシェア計算をなさるということであります。多額の増資に応じるということであり、IMFにおいて第二位の発言権を得ることになるわけですけれども、そうなると、それだけ出資をするわけですから、今までどういうような発言をなさってきたか若干問題はありますけれども、これまで以上に我が国の立場を明確にIMFにおいて主張なされるべきであるというぐあいに考えています。たまたま日本にIMF事務所も
○楢崎泰昌君 本法律案について御質問申し上げたいと思います。 IMFは世界の為替通貨の安定のために極めて重要な役割を果たしている国際機関であることは言うまでもありません。我が国もこれまでIMFにさまざまな形で協力支援を行ってきたところでありますが、たまたまと言うんでしょうか、折からアジア諸国で生じている通貨・金融危機に対してもIMFは極めて中心的な役割を果たしてきているところであります。今般合意されました
○楢崎泰昌君 今、松下総裁から金利の問題、通貨量の問題等々についてのお話がありましたが、実は我々はここで金融二法の審議をやっている、これは極めて異例な法律案だと思います。 緊急事態に対して緊急的な措置をとろうというのがこの二法の趣旨だというぐあいに思っておりますが、このまま放置すれば一体いかなる金融情勢になるのか、要するに金融情勢の危機というのは那辺にあるのかということについて、松下総裁、もう一遍
○楢崎泰昌君 きょうは松下日銀総裁に御出席も願っております。 同じく金融情勢についての認識、日本銀行側から見てどういう問題点があったのか、それをどういうぐあいに解決しなきゃならないと考えているのか、御認識を承りたいと思います。
○楢崎泰昌君 まずもって、新しい大臣、大変御苦労さまでございます。こういう金融情勢が厳しい折から、ぜひ御精進をいただきまして責務を全うしていただきたいというぐあいに念願するものでございます。 最初に、金融二法を審議する上で現在の金融情勢についての認識をどういうように考えているかということをお伺いしたいというぐあいに思います。 提案理由説明では、預金者に不安と動揺が広がるとともに、我が国における金融
○楢崎泰昌君 確かにアメリカは保険料についても差をつけているわけですね。それで、その議論も当然どうなるのかなということでさせていただきましたが、それを現段階でやると格差がついてきてほとんど公のレッテルが張られてくる、それでいいのだろうかという議論が大勢を占めたということであります。 それに関連して申し上げますと、牛嶋先生の五段階に分けてランクづけをしろという話はなかなか難しいという話が我が方から出
○楢崎泰昌君 今、笠井委員が言われましたけれども、私も自民党の金融対策本部に属しておりまして、この議論をずっとトレースしてきた者の一人ではあるんです。今回、政府が提出される法案は、自民党の意見に基づくものでありますが、政府の見解に従って政府案としてお出しになるものだというぐあいに理解しております。 私どもが議論していましたのは、三十兆という金額になりますけれども、その根拠は何だとか、あるいはそこまでかかるのかとかいう
○楢崎泰昌君 まず皮切りということでやらさせていただきますが、いずれにしても大蔵委員会におけるフリートーキングというのは初めてでございます。初めてであるばかりじゃなくて、大蔵委員会そのものが改組になるものですから、これが最後ということであろうかと思います。 それで、ほかの委員会ではフリートーキングというのを幾つかやっておりまして、スムーズに運営されていたというぐあいに思いますけれども、当委員会は非常
○楢崎泰昌君 今、総理にお答えいただきましたが、マニラ会合における一つの原則、それについてAPECの非公式会談でもそれを支援され、そしてその方向に向かってやると。 今、最後に触れられましたが、韓国に対しても第二線準備としてIMF、外側として百億ドルというお話がございました。実はそのようにして、日本はアジア諸国の中では最も国力の高い国でありまして、大きな貢献をなさっておられるわけですが、そのことは同時
○楢崎泰昌君 総理がおっしゃいましたように、これによって預金保険機構の機能を多様化し、そして特に地域における混乱をこれで回避するという角度からこの法律案をお出しになっていただいておると思います。私は、現在の金融システム改善のための大きな一歩をやっぱり踏み出しているんだなという感じがするわけでございます。 そういうときに、日本全体が金融不安の中にあるわけですけれども、実は日本だけでなくてアジア諸国がどうも
○楢崎泰昌君 総理、連日お疲れのところお出ましをいただきましてありがとうございます。 現在の金融情勢は、三洋証券、北海道拓殖銀行あるいは山一証券の破綻等、一連の騒ぎが続きまして、金融システムに対する不安が国民の間に増幅をしてきたという状況であります。 金融は国民経済の血液、動脈であるというぐあいに言われていますけれども、経済全体が萎縮をし始めているということでこの悪循環、株価の低迷も含めてこういう
○楢崎泰昌君 参考人の御意見としてしかと承りました。しかし、現実の姿として、さてそれはどういうぐあいにするのかというのはなかなか難しい問題だというぐあいに、私が意見を陳述する時間じゃありませんのであれなんですが。 そこで、現在、公的資金を導入すべしというような議論がございます。自民党でも十六日までに公的資金だとか金融安定システムを確保するためにいろいろな議論をせにゃいかぬということで今集中的にやっております
○楢崎泰昌君 かねがね紺谷参考人は大蔵省につらく当たるというので有名な方でございまして、今の御議論を承っておりまして、さて新しい金融監督庁ができてもそれは信用できぬのだというような御議論までいただくと一体何をやっていいのかなかなか難しくなるところでございます。 それはさておきまして、大蔵大臣のあっせんによって行われるということになっておりますが、それがいいか悪いか、民間の機関云々というぐあいにおっしゃっておられますけれども
○楢崎泰昌君 西崎参考人、紺谷参考人、大変御苦労さまでございます。 紺谷参考人には、この間は参議院のシンポジウムにも御参加願いまして、ありがとうございました。 西崎参考人は、金融制度調査会で大変お世話になっておりまして、ありがとうございます。 そこで、お二人の意見をお伺いしたんですけれども、西崎参考人は、これは金融政策の重要な一環をなすものである、早期の採択を希望すると、こういうお話でございました
○楢崎泰昌君 自由民主党の楢崎泰昌であります。 私は、自由民主党を代表して、ただいま提案されました預金保険法の一部改正案について質問申し上げます。 日本全体が貧しく戦後の何もないところから出発し、欧米に追いつけ追い越せのキャッチアップの政策のもとに今日の豊かな経済社会が築き上げられてまいりました。その間、ニクソン・ショックや第一次、第二次の石油危機を経験しながらも、国民の勤勉な努力の結果、今や日本
○楢崎泰昌君 公的資金のことは今余り議論しようと思っていなくてしゃべっているんですけれども、公的支援の有無にかかわらず責任は明らかにすべきであると、こういうお話がありました。私ども自民党の中で現在金融問題安定化の小委員会をこしらえて公的資金の導入の可否、その方法等を議論いたしておりますが、その中で責任というものの強調がされております。新聞論調等を見ても、責任問題を明らかにしなきやとてもじゃないけれども
○楢崎泰昌君 今、例に挙げられた銀行の検査回避あるいは虚偽報告につきましては、従来五十万円の罰金刑しかなかったということで第一勧銀の事件のときに大きな波紋を及ぼした事件だったと思います。五十万円の罰金だったら科せられたって大したことないなというような論調も行われました。それが今回、罰金は三百万円、法人については二億円になっているようですけれども、それと懲役一年以下という懲役刑まで付せられたということで
○楢崎泰昌君 最近、特に金融不祥事等に関連し、また株価の動向とも関連して金融関係の議論が活発に行われている最中でございます。この際に、そういう問題の一端として金融不祥事の再発防止のために本法案が提出され、金融システムの改革の推進に当たって検査・監督の実効性の確保及び金融証券市場の公正性、透明性の信頼を高めることが緊要の課題であるということは言うまでもないことであります。 そういう意味でこの法律案が
○楢崎泰昌君 今お話がございましたけれども、簿外債務というのは、報ぜられているところでは国内が千五百八十三億円、海外が一千五十五億円、計二千六百三十八億円と言われています。 まず、国内の方から伺っていきたいんですけれども、私はそもそも山一証券が破綻に瀕したのは、最近の株価の低落とか格付の低下、ムーディーズなんかの格付の低下、それから急速な信用の収縮等による資金不足というようなことがありますが、真の
○楢崎泰昌君 今概略的なお話があったわけですけれども、これは不良資産がいつ発生をしたのか。行平参考人は、大変失礼ながら一九八八年以来ずっと社長あるいは会長の職務におられたわけですね。いつごろからこの事件というんですか、簿外債務が発生したんですか。その経緯をお述べください。
○楢崎泰昌君 私は自由民主党の楢崎泰昌でございます。 きょうは、行平参考人、山本参考人、それぞれ御苦労さまでございます。質問をさせていただきたいと思います。 先ほど委員長が仰せになりましたように、山一証券が営業停止をする、それから自主廃業をするというニュースが飛び込んできております。 山二証券は大手四大証券の一つでございまして、資本金は千二百六十六億円、そして従業員は九千百六十二人、預かり資産
○楢崎泰昌君 北海道への委員派遣について、その概要を申し上げます。 去る八月二十八日から八月三十日までの三日間にわたり、石川委員長、河本理事、荒木理事、鈴木理事、久保委員、海野委員、益田委員、吉岡委員及び私、橘暗の九名は、北海道財務局、札幌国税局、札幌国税不服審判所、函館税関、日本銀行札幌支店、日本開発銀行札幌支店、国民金融公庫札幌支店、北海道東北開発公庫北海道支店、日本たばこ産業株式会社札幌支店
○楢崎泰昌君 一言ごあいさつを申し上げます。 昨年六月に委員長に選任されましてから今日まで、理事並びに委員の皆様方の一方ならぬ御協力を賜り、その職務を全うさせていただきました。私も引き続き本委員会に籍を置くことになっておりますので、今後とも皆様方ともども一生懸命努力してまいる所存でございます。 ありがとうございました。(拍手)
○委員長(楢崎泰昌君) 御異議ないと認めます。よって、さよう決定いたしました。 なお、審査報告書の作成につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(楢崎泰昌君) 速記を起こしてください。 理事会において協議の結果、第二五四〇号北方領土返還促進に関する請願は採択すべきものにして内閣に送付するを要するものとすることに意見が一致いたしました。 以上のとおり決定することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(楢崎泰昌君) ただいまから沖縄及び北方問題に関する特別委員会を開会いたします。 これより請願の審査を行います。 第二五四〇号北方領土返還促進に関する請願を議題といたします。 速記をとめてください。 〔速記中止〕
○楢崎泰昌君 私は、日本銀行法の法律制定のための議論の過程において独立性ということが非常に強調され過ぎて、独立性が後退したとか政府の干渉が多過ぎるとか、いろんな議論も行われていますが、今大蔵省が御説明になったように、独立性ということではあるけれどもそれは可能な限り尊重しようということで、法律上の文言としては自主性という言葉をお使いになったというのは私は極めて適切な判断であっただろうと思っています。
○楢崎泰昌君 今お話しになりましたように、確かに片仮名法であり、旧日本銀行法を見てみると、「国家経済総カノ適切ナル発揮ヲ図ル」、あるいは「国家目的ノ達成ヲ使命トシテ運営セラル」というような古めかしい言葉がございまして、それは現実の世界としては適切に運用されてきたというぐあいに思っていますけれども、この際、大蔵大臣の御説明になったような趣旨のもとに本法の改正を行うというのは適切かつ時宜を得たもの、そして
○楢崎泰昌君 自由民主党の楢崎泰昌でございます。 先週に引き続きまして、同僚議員の詳細な御発言がございましたが、なるべくそれに重複しないように政府の方にこの日本銀行法の趣旨並びに詳細について御質問を申し上げたいというぐあいに思います。 実はこの日本銀行法、昭和十七年に制定をされ五十数年をけみしていますが、日本銀行の運用は、つらつらおもんみるに公定歩合の改定等日銀の専管事項であるというぐあいにされて
○楢崎泰昌君 ただいま議題となりました法律案につきまして、委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。 本法律案は、依然として厳しい沖縄の社会経済情勢にかんがみ、沖縄の振興開発等を図るため、沖縄島と本土との間を航行する航空機に積み込まれる航空機燃料に係る航空機燃料税を軽減する等の措置を講ずることとするほか、沖縄の復帰に伴う国税関係法令の適用の特例措置のうち内国消費税及び関税に関する特例措置
○委員長(楢崎泰昌君) 昨二十六日、予算委員会から、三月二十七日午前の半日間、平成九年度一般会計予算、同特別会計予算、同政府関係機関予算中、総理府所管のうち総務庁北方対策本部、沖縄開発庁及び沖縄振興開発金融公庫について審査の委嘱がありました。 この際、本件を議題といたします。 まず、武藤総務庁長官から説明を求めます。武藤総務庁長官。
○委員長(楢崎泰昌君) ただいまから沖縄及び北方問題に関する特別委員会を開会いたします。 委員の異動について御報告いたします。 昨二十六日、萱野茂君が委員を辞任され、その補欠として朝日俊弘君が選任されました。 —————————————
○楢崎泰昌君 それなりに対応策は考えておられると思いますけれども、さらに補正予算で近代化資金等について積み増しの必要があるということで、しっかりその間の措置をやってもらいたいと思います。 さらに、しょうちゅう乙類については、原料関係で例えば泡盛ですとお米、これはタイ国米を輸入しているようですけれども、それから鹿児島県等のしょうちゅう業者ではサツマイモ等々、その原料について問題があるように思います。
○楢崎泰昌君 アメリカの方は十五カ月ということで申し入れをやっているようですが、これについては外交交渉のことでもあり、しっかり関係各国の理解を得るように努力を継続させていただきたいと思います。 この中で、特に今度の改正の中で、中小企業者が非常に多いしょうちゅう乙類業者、これが非常に困難を訴えております。税率はリッター当たり百二円から二百四十八円、約二・四倍に引き上げられるという内容のようですが、これについて
○楢崎泰昌君 金田さんに引き続きまして質問を申し上げますが、酒税法等について御質問を申し上げます。 今回の酒税法は、WTOの裁定に応じて、九年の十月−十三年十月の五年間にわたって、三段階に分けてしょうちゅう、ウイスキー類等の税法を改正することになっていると承知をしております。ただ、履行期限について、米国がWTOに長過ぎるじゃないかと言って救済を申し出たということのようでございますが、この点について